先日迷惑メールフォルダを確認していると「Apple IDアカウントを回復してください」という怪しさ満点のメールが来ていました。
「アカウントの有効性を確認できませんでした」なんて書かれていますが、毎度のことながらこれは詐欺です。
今回はこのメールの内容と対処法についてご紹介します。
Apple IDアカウントを回復してください
メールの全文はこうです。
いつも Apple-Store をご利用いただき、ありがとうございます。
私たちは、あなたのアカウント情報
の一部が誤っていることをお知 らせしたいと思います。私たちは、あなたのアカウントを維持するためにお使いの
App store ID情報を確認する必要があります。今すぐアカウントを確認できます
私のApp store ID
私たちは24時間以内にあなたからの応答を受信しない場合は、
ア カウントがロックされます。
毎度のことながら日本語が少しおかしいので、あの国からの詐欺メールというのが一発でわかります。
また送信先のメールアドレスがAppleと言っているにも関わらず「 〇〇○@b35.coreserver.jp」となっているツメの甘さ。
これはGmailの迷惑メールフォルダに入っていて、Gmailの警告も表示されるので、騙される人はほとんどいないと思われます。
基本Gmailは詐欺メールを警告してくれることが多いので、被害も減っているとは思いますが、まれに通常のメールとして受信するような巧妙なものもあるので注意が必要です。
また、今回はGmailでの受信なので自動的に迷惑メールになりましたが、独自ドメインのメールでメーラーなどを使っている場合はそのまま受信することも多いと思います。
ある程度ネットしている人ならこんなの詐欺と一発でわかると思いますが、慣れていないと騙されてしまう人もいるかも知れません。
詐欺メールの多くが「日本語が変」なのと「送信先メールアドレスが変」なので、常にそれは頭に入れておいてください。
また、「アカウントの変更が必要」「パスワードを変えろ」などのメールには慎重に対処する必要があります。
最近はセキュリティ強化のために、ほんとにパスワードを変えてくれという企業メールも多いのですが、その場合はGoogleなどでその企業やサイトなどを検索してそこからアクセスするようにしましょう。
わたしはパスワード変更などのメールの場合、メール本文のURLはクリックしないようにしています。
詐欺なのかどうかどうしてもわからない場合は、直接そのサイトや企業なりに連絡して確認したほうが無難です。
多くは明らかに怪しいメールばかりなのですが、ここ最近やたら巧妙にできているものもあるので、慣れている人も十分注意してください。
このメールの目的と対処法
「App store ID情報を確認する必要があります。」と書かれていることから、AppleIDとパスワードを盗むものと思われます。
リンク先でAppleIDとパスワードを入力させてそれを盗むという、超古典的な手法ですね。
当たり前ですが入力してはいけません。
対処法としては無視していればOKです。
もし入力してしまった場合はすぐにパスワードを変更しましょう。
また、クレジットの不正利用などがないか、よく確認しておいてください。もしあればすぐにクレジット会社に報告してください。
まとめ
今回は「<詐欺警報>Apple IDアカウントを回復してくださいは詐欺です」をご紹介しました。
Gmailの迷惑メールフォルダを確認すると、ほんと色んなタイプの詐欺メールがあってちょっと面白いです。
ただ、Gmailの迷惑メールフィルタが強力なので、通常のメールも迷惑メールに入っていることが凄く多いです。たまに確認しておくのがオススメです。
なにかわからないことがあれば、お問い合わせフォームよりご相談ください。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。