まだ表面化していませんが、Google Mapを利用した「リバースヴィッシング」詐欺なるものが出てきているようです。
これは詐欺グループがターゲットに連絡をするのではなく、なにもせずに相手かられんらくをさせるという新手の手法です。
どういうことかというと、Google Mapに偽の企業情報を掲載し、それをみた人が偽の情報とわからずに電話をかけてしまうというものです。
「RSA QUARTERLY FRAUD REPORT VOL.106」で以下のような記載がありました。
リバース・ヴィッシング攻撃では、被害者を不正なウェブサイトに誘導する代わりに、偽の電話番号につなぎます。最近の例では、Googleマップ上に正しい所在地を表示しながら、偽の顧客サポート用の電話番号を表示していました。メーカーやサービス会社の問い合わせ先情報を検索している顧客は、犯罪者が用意した番号に電話してしまうのです。
Google Mapに偽の情報を載せるなんてできるの?と思われるかもしれませんが、企業情報の登録は結構簡単にできます。
私もクライアントさんの情報を掲載したりするので。
まだそこまで広まってはない手口ですが、まさかGoogle Mapに掲載されているものが偽物とは思わないので、今後広まれば引っかかってしまう人は多いと思います。
Google Mapは非常に便利なので、こういうクソみたいな連中に荒らされて利便性が低下するのはしゃくですが、企業に連絡する時は一度公式サイトなどから確認するのが安全かもしれません。
詐欺師って次から次へと新しい手を考えてきます。引っかからないためには常に最新の情報をインプットしておくことです。
詐欺に引っかかっても、ほとんど泣き寝入りで、お金が返ってくることはほとんどありません。特にネット系の詐欺では。
そうならないために、日頃から十分警戒するようにしてください。