HISモバイルがドコモ回線でのeSIMサービスの提供を2022/08/24開始しました。
対象プランは「自由自在290プラン」の音声付きプランで、月間データ容量が100MB以内なら月額290円で運用できるので、まさにサブ回線にはうってつけのeSIMとなっています。
HISモバイル eSIMの内容と展望
今回eSIMが提供された「自由自在290プラン」プランですが、1GB550円からで100MB以内なら月額290円で維持できます。
データ容量 | 音声通話付
音声通話 + データ |
音声通話+5分かけ放題
音声通話 + データ |
音声通話+完全かけ放題
音声通話 + データ |
---|---|---|---|
1GB |
100MB未満の月は 550円(税込) |
100MB未満の月は 1,050円(税込) |
100MB未満の月は 2,030円(税込) |
3GB | 770円(税込) | 1,270円(税込) | 2,250円(税込) |
7GB | 990円(税込) | 1,490円(税込) | 2,470円(税込) |
20GB | 2,190円(税込) | 2,690円(税込) | 3,670円(税込) |
50GB | 5,990円(税込) | 6,490円(税込) | 7,470円(税込) |
オプション/ データチャージ |
200円(税込)/1GB |
少し前にauで大規模な障害が発生して通信できない問題がありましたが、ああいった通信障害はいつ起きるかわかりません。
そんなときのための予備回線として月額290円で維持できるならメチャクチャお得じゃないですか?
万が一データ容量を使いたいなんてときも1GB200円でチャージできますので、メイン回線のデータが足りなくなったときも気軽に追加できますよね。
先日楽天モバイルが0円のプランを廃止しましたが、HISモバイルによると5~7月にHISモバイルにMNPしたユーザーの5割が楽天モバイルからの転入だったそうです。
HISモバイルに限らずIIJmioやpovoなども楽天モバイルからの転入が相当増えたみたいですね。
楽天モバイルは0円ユーザーはいらないと切り捨てましたが、いきなり大きく値上げしないで、せめてワンコインくらいで収めれば無駄にユーザーを減らすことはなかったのかなと思います。
自分から0円キャンペーンで契約者数を伸ばそうとしたくせいに、売上にならないとなると急に邪魔者扱いした楽天のやり方は、まあいつも通りでしたけどね。
そんな楽天に嫌気がさしたユーザーが大量に格安SIMに流れているわけですが、そうなると少しでも安く維持出来る会社に集まるのは当然なので、ここへきて月額290円のeSIMプランを打ち出してきたHISモバイルはかなりの脅威な気がします。
日本通信SIMが展開する月額290円の合理的「シンプル290プラン」とは激しいライバル関係になりそうですが、料金プランの展開が豊富なHISモバイルのほうが単純に選択肢は増えるかなと。
ただし、完全に1GB以内のサブ回線と割り切るなら合理的「シンプル290プラン」のほうが1GBで290円なのでお得です。
格安SIM自体の加入者が徐々に頭打ちになりつつあるので、各社ともにeSIMなどを展開してサブ回線目当てのお客さんを囲い込もうと必死な気がします。
キャリアとの差別化となるとやはりそこが一番デカいですからね。
HISモバイルは母体が旅行会社なわけですから、今後は海外旅行者や訪日客にもeSIMでの利用を展開していくことが見込めそうです。
各社のeSIM戦争、果たしてどうなることやら...