「LINE Pay 公的個人認証サービス」なるものが開始されます。
これはLINE上で公的個人認証サービスを利用できるサービスですが、マイナンバーカードと連携させることにより役所の住民票の写しの申請や転出届、税証明書の申請などの本人確認が必要な行政手続きが24時間いつでもLINEから行えるというものです。
LINE上で行政手続きが可能
役所の公式LINEアカウントからマイナンバーカードを読み取ることにより本人確認と認証をおこなえるので確かに便利といえば便利。
利用するにはLINEだけではなくLINE Payの登録も必須となるので、そこは邪魔くさいですね。おそらく本人確認上の問題かと思います。
持ち運べる役所とかいうクソださいコンセプト名が付けられています。
現在は渋谷区や魚津市などの一部の自治体でしか対応していませんが、徐々に増えていくのかな。
日本のプラットフォームがダメな現状
日本人の多くがメッセンジャーアプリにLINEを使っていて、完全に市民権を得た感じになりますが、LINEは純日本企業ではなく韓国系の企業が発祥です。今はZホールディングの傘下ではありますが。
いつまで経っても日本企業が優れたアプリを開発できないまま完全にLINEに負けている感じです。
満を持して携帯キャリアが「+メッセージ」とかいうのを出しましたが、これがまた全然普及しないで誰も使っていません(笑)
別に国産企業じゃないからどうとかいう気はないのですが、今回のマイナンバーカードとの連携とかを考えると少し心配になる部分もあります。
LINEのQ&Aにこうあります。
Q.LINE Pay公的個人認証サービスでは、住民が提出する情報はどのように取り扱われますか?
A.サービス提供のために、LINE Payで取得し、一時的に保管されます。
また同時に、プラットフォーム事業者である野村総合研究所(NRI)※にも一時的に保管されます。
※LINE Payでは、株式会社野村総合研究所が提供する総務大臣認定の公的個人認証サービス「e-NINSHO」を採用しています。
情報が一時的とはいえ保存されるようです。
大事な個人情報がいち民間企業に渡るとなると、この前の情報流出事件じゃありませんが、大丈夫なのかなという思いはあります。
そもそもこういうのは国が開発すりゃいいんじゃね?と思うのですが、そんな技術力というか発想力はなさそうだしな~...
利便性が上がるのはいいことですし、別に文句を言うつもりは毛頭ないのですが、個人的には国産企業もっと頑張れよ!って感じがします。
元技術屋として。。。
以上
ちょっとした不満でした
なんだかんだLINEを使いまくっていますが...くやしみ