政府も導入を促進させようと躍起になっているQRコード決済。東京オリンピックなども開催されることなどから、近い内に決済の主流になると思いますが、まだまだ日本では普及していません。
もともと日本人は現金主義っていうのもありますが、それよりも決済サービスがあまりにも多く乱立し、ユーザーがどれを選べば良いのか迷っているというのも大きいでしょう。
次から次へと新しいサービスが参入してきていますので、ユーザーも、それを導入する店も少し戸惑っているように思えます。
すべてのサービスに言えることですが、普及させるためにはいかにシンプルにするかが大事です。今はあまりに複雑すぎるので、このままだといつまで経っても普及しないのではと、いらぬ心配をしてしまいます。
そこで今回はこれからQRコード決済サービスを使いたいというあなたへ向けて、代表的なQRコード決済サービスを6つご紹介します。とりあえずこれだけ抑えておけば大丈夫でしょう。
LINE PAY
ほとんどのスマホユーザーが利用しているであろうLINEのQRコード決済サービスです。
LINEのアプリから簡単に登録できます。
チャージ方法:銀行口座、Loppi、コンビニレジ、クレジットカード(JCB、VISA、AMEX、MasterCard、Diners)
特徴:ポイント還元率が高い・個人間送金ができる
LINE PAYはとにかくポイントをやたらバラまいています。利用額に応じて3~5%のポイントが付いたり、会計の20%をバックするようなキャンペーンも頻繁におこなっています。
これらのキャンペーンは新規ユーザーを獲得するためのものだと思うので、そのうちなくなるでしょうが、現段階ではかなりお得です。
また、LINEのユーザー間でお金を送金できるのもかなり便利です。飲み会で現金を徴収したりしなくても済みます。
加盟店数:約9万4000ヶ所
QRコード決済サーボスの中ではかなり多いほうです。
主な加盟店:ローソン、ファミマ、サンドラッグ、阪神百貨店、LOFT、ジョーシン、白木屋、魚民、笑笑、和民など
PayPay
ソフトバンクとヤフーが運営するPayPay。中国最大手のAlipayとも連携しています。
店舗の初期費用をゼロにすることで、今後急速に加盟店を増やしていくと思われます。
中国ではAlipayでの支払いは主流ですので、今後中国人観光客へ向けてもどんどん導入されるはずです。
現在キャンペーン中で、登録するだけで500円分チャージされます。とりあえず登録だけでもしておきましょう。
チャージ方法:銀行口座、クレジットカード(VISA、MasterCard、ヤフージャパンカードで発行されたJCBカード、ヤフーウォレット、ヤフーマネー)
加盟店数:1万1000ヶ所
まだまだ少ないですが、営業力もすごいはずなので、一気に広まる可能性があります。
主な加盟店:ファミマ、ドラッグ新星堂、ジーンズメイト、メガネスーパー、和民、白木屋、和民など
楽天ペイ
楽天だけあって200円ごとに1ポイントが付きます。
楽天ユーザーにはありがたいでしょう。
ただし、楽天ペイはチャージがクレジットカードでしかできません。
日本ではまだクレジットカードを使いたくない人たちが多いので、これは痛いですね。
チャージ方法:楽天カード、VISA、MasterCard
楽天カードを利用する場合、3倍のポイントが付与されたりします。
加盟店数:120万ヶ所
加盟店数ではダントツです。
主な加盟店:ローソン、ファミマ、メガネスーパー、AOKI、PIZZA-LA、白木屋、魚民、和民など
Origami Pay →終了しました
2015年から開始しているので、QRコード決済サービスとしては古株です。
Origami Payはポイント付与などではなく、お得なクーポンが発行されます。対象のお店でrigami Payで支払うと割引されたりします。
チャージ方法:銀行口座(ゆうちょ、みずほ、三井住友、青森、静岡など)クレジットカード(JCB、VISA、AMEX、MasterCard、Diners)
Origami Payは対応している銀行口座が少ないので、そこは注意です。
加盟店数:約2万ヶ所
主な加盟店:ローソン、LOFT、AOKI、ケンタッキー、和民など
Amazon Pay
意外と知らない人も多いですが、AmazonのスマホアプリではすでにAmazon Payが使えるようになっています。
Amazonの会員であればすでに登録済みということです。
AmazonアプリでQRを表示できます。使い方はこちらの記事から
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まだ実証実験の段階なので加盟店数もごくわずかですが、導入費がかなり抑えられるみたいなので、今後急拡大の予感です。
チャージ方法:クレジットカード(JCB、VISA、AMEX、MasterCard、Diners)
銀行口座に対応して欲しいですね。
加盟店数:数十店舗
まだ実験段階です。
d払い
クレジットカードがなくても、ケータイ料金と合算で精算できます。
もちろんクレジットカードでも支払い可能なので、ドコモユーザーじゃなくても使えますが、正直ドコモユーザー以外が使うメリットはあまり感じません。。。
チャージ方法:ドコモケータイ料金と合算払い、クレジットカード(VISA、MasterCard)
加盟店数:約1万6500ヶ所
主な加盟店:ローソン、ファミマ、ツルハドラッグ、高島屋、タワーレコード、メガネスーパー、和民など
2つくらいに統一してくれ!
今回は代表的な6つのサービスをご紹介しましたが、これ以外にもあります。
にしても、これだけあるとユーザーも店舗も大変です。あのお店ではLINE Pay、こっちのお店ではPayPayとか、いちいち使い分けるのも面倒です。
この中から淘汰されていくものと思われますが、いつになるやら。。。
できれば経営統合でもして、2つくらいに絞って欲しいですね。
使い勝手から言えばLINEがもっとも便利な気がしますが、AmazonやPayPayもその資金力をいかして攻勢を仕掛けてきそうですね。
まとめ
今回は「注目のQRコード決済サービス6選!」をご紹介しました。
消費税増税や東京オリンピックなどの影響で、今後QRコード決済が本格化すると思いますが、もっとユーザーにわかりやすいシンプルな仕組みにして欲しいものです。
こんなに乱立していると、詳しくない人は使う前にうんざりするでしょう。
でもまあ使ってみるとやはり便利なので、まずは登録してみてください。どこも無料ですしね。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。