公開していたブログの情報というのは、サーバーから記事データを削除してしまえば、誰にも見ることができなくなるわけですが、実はWayback Machineというサイトにアクセスして検索をかけると、削除したデータも見えてしまいます。
Wayback Machineでは集めたサイト情報をキャッシュとして保存しているので、こちらが意図しなくても勝手にサイト情報が残ることになります。
もう公開したくない情報がある場合、これは非常に困ります。
そこで今回はWayback Machineから自分のサイト情報を削除する方法をご紹介します。
Wayback Machine(ウェイバックマシン)からサイト情報を削除する方法
記事データをサーバーから削除しても、しばらくはGoogleにキャッシュとして保存されていますので、完全に消す場合は先日お伝えした方法で削除してください。
さて、Wayback Machineからの削除方法ですが、二通りあります。
robots.txtを使う
User-agent: ia_archiver
Disallow: /
とテキストファイルに記述し、robots.txtというファイル名にしてサイトのディレクトリ直下に保存します。
これをWayback Machineが読み込んで削除してくれるのですが、実はこの方法、今はあまり確実ではありません。
これをしても効果なしという報告が多いので、こんな方法もあるくらいに思っていて下さい。
Wayback Machineにメールして削除してもらう
一番確実な方法はWayback Machineに直接削除依頼のメールを出します。
Wayback MachineのFAQに「削除して欲しい時はメールを送ってね」と書かれています。
なので送れば良いのですが、注意点が2つ。
メールは英語で送ることと、メールアドレスは指定したアドレスとは違うということです。
Wayback Machineは海外で運営されているので、メールは英語で送る必要があります。これはGoogle翻訳とかを使えば良いでしょう。
Wayback Machineから私のサイト<https://~~>を削除して下さい。よろしくお願い致します。
こんな感じでOKです。これを英語にして送ります。
送信先アドレスなのですが、Wayback Machineのサイトには「info@archive.org」を指定されていますが、どうやらこのアドレスだと受け付けてもらえないようです。
なので「wayback@archive.org」に送って下さい。ただ、念の為、「info@archive.org」にも送っておきましょう。
また、ここで注意すべきは、送信元のメールアドレスは削除して欲しいサイトのドメインのもので送って下さい!
例えばこのサイトなら「〇〇@it-media2.net」とかですね。サイトの持ち主が依頼しているということを証明しなければいけないのですが、これが一番手っ取り早い方法です。
これで早ければ2,3日で削除されますが、遅いと1週間くらいかかります。もし1週間しても削除されない場合は、メールの文面を少し変えて再度削除依頼をしてみてください。
まとめ
今回は「Wayback Machine(ウェイバックマシン)のサイト情報を削除する方法」をご紹介しました。
サーバーからデータを削除してしまえばもう安心と思われるかもしれませんが、実はデータは残されています。簡単に過去記事を検索されてしまうので、まずい情報も見られてしまいます。
今回の方法で絶対に見られないように対処しておいてくださいね。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。