最近は少し減ってきたように思うQRコードですが、それでもWEB上で表示させたい場合もあるでしょう。
特に企業系のサイトなどではそうですよね。
QRコードを作成する無料のソフトやサイトなどはありますが、実はGoogleのAPI機能でQRコードが作成できます。
ちなみに、QRコードを専用アプリを使わないで読み取る方法はこちら
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QRコードの読み取りアプリを入れないで、QRコードを読み取る方法
そんなに頻繁じゃないですが、たまにQRコードを読み取る場面てありますが、正直、月に数回使うか使わないかのものに専用のアプリを入れたくはないですよね。 また、アプリをたくさん入れてると、「あれ、QRアプ ...
今回はその方法をご紹介します。
Google QRコード作成の特徴
GoogleのQRコード作成では、APIを使って動的に作成します。
なので、事前に画像を作成したりする必要もありませんし、作成した画像をサーバーにアップロードする必要もありません。また、QRコードは動的に作成されますので、修正などが非常にラクです。
Google QRコード作成手順
Google Chat APIを使用して作成しますが、APIと言っても難しい作業ではありませんのでご安心下さい。
URLの作成
Google Chat APIを呼び出すためのURLを作成します。
「http://chart.apis.google.com/chart」に続いて、QRコードに含めるパラメータを指定します。
パラメータ
[cht=qr]:QRコードを作成しろというものなので、常に付けるようにしてください。
[chs=150x150]:画像サイズの指定。この場合は縦横150ピクセルの画像を作成。
[chl=]:QRコードに含める文字列指定。
作成サンプル:「http://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150&chl=https://it-media2.net/」
縦横150ピクセルで「https://it-media2.net/」の文字列を出力します。
これを作成したら、実際にWEBサイトに貼り付けます。
WEBサイトに貼り付ける
img要素でWEBサイトに貼り付けます。
<img src="http://chart.apis.google.com/chart?chs=150x150&cht=qr&chl=https://it-media2.net/" alt="QRコード">
実際に出力したものがこれです。
このサイトはWordPressで作成していますが、上記のコードをテキストに貼り付ければそのまま出力されます。
これはGoogle Chat APIですので、画像データではありません。動的に作成されています。
なので、もし修正があれば、先ほどのコードを修正してあげれば良いだけです。
今回はWEBサイト出力メインでの解説ですが、もちろんこれを画像データとして保存し、ほかで利用することも可能です。
日本語を含ませたい場合
おそらくあまり使わないと思いますが、日本語を含めることも可能です。
ただしその場合、日本語をURLエンコードする必要があります。
[テスト]という文字列を変換すると「%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%0d%0a」になりますが、これを先ほどのchlに指定するだけです。
「http://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150&chl=%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%0d%0a」
まとめ
今回は「GoogleでQRコードを無料作成する方法」をご紹介しました。
これはあくまでWEB上で出力する方法になるので、画像データとして出力したい場合は、作成ソフトを使用したほうが良いと思いますが、WEBに出力する場合はこちらのほうが何かと都合が良いです。
画像をアップロードする必要もありませんし、修正もすぐにおこなえますのでオススメです。
少しでもお役に立てれば幸いです。