楽天モバイルがauのローミングエリアを新たに23の道県で順次終了すると発表した。
新たに23の道県でauのローミングを順次終了
10月1日に新たに23の道県でローミングを順次終了する。
2021年10月1日より 順次切り替え中 |
北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県 |
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※茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県については、2023年3月末にかけて原則切り替え予定とのこと。
ローミング費用が莫大な楽天モバイルとプラチナバンドの問題
楽天モバイルは電波の弱い地域にいくと、自動的にauから借りているパートナー回線へと接続されるようになっている。
このローミング費用が1GBあたり500円もかかるため、楽天モバイルにとっては大きな重しになっている。
また、楽天モバイルエリアにいても、電波が弱い時はau回線へと切り替わってしまう場合もあるために、月の上限である5GBを超えてしまうというユーザーからの不満もあるようだ。
これらを踏まえて、楽天モバイル回線が整備されている地域は順次auのローミングを終了としているわけだが、一点だけ大問題がある。
それは、楽天モバイルはプラチナバンドを持たないこと。プラチナバンドを持てないから、auに借りているわけ。
プラチナバンドじゃないと何が問題?という人もいるかも知れないが、プラチナバンドは地下や建物内でも比較的電波が届きやすいというメリットがある。
なので、プラチナバンドを持たない楽天モバイルは以前から建物内などの電波が弱いという弱点を抱えている。
今回auのローミングを順次終了するということで、地下や建物内での通信状況が不安定になる恐れがある。
今までは通信状況が悪い場合はau回線でなんとかなっていたかもしれないが、今後はそうはいかなくなるわけだ。
さてどうなるか。
私も楽天モバイルを使っているが、自分の生活圏(埼玉)で電波が弱くて困ったという経験はあまりない。楽天モバイルができた当初はかなり不安定な部分もあったが、今は普通に使えている。自宅にいても問題ない。
楽天モバイルはプラチナバンドを割り当てろと以前から強く打診しているようだが、果たしてどうなるか。ユーザーとしてはもちろん整備されたほうが嬉しいんだけどね。
ちなみに、今回の終了で繋がりづらくなったとかの問題が発生した場合、状況調査をしたうえでスマホの一時貸し出しなどの対処をしてくれるそうだ。
正直、明らかに繋がりづらくなったのなら、楽天モバイルにしがみつくこともないんだけどね。
もし問題が起きたなら下記まで問い合わせをしてみよう。
楽天モバイルコミュニケーションセンター
電話番号:050-5434-4653
営業時間:9:00~20:00(年中無休)
お問い合わせフォーム:楽天モバイルご利用者様用電波改善・調査依頼