1. LifeEdgeの結論:Soundcore Liberty 4はWeb会議に「買い」か?
【結論】静かなオフィス・在宅なら「買い」。カフェや騒音環境は上位機種を。
約10,000-15,000円(実売価格)でLDAC対応、デュアルドライバー、ノイズキャンセリング、マルチポイント接続と全部入りの完全ワイヤレスイヤホン。音楽用としては圧倒的なコスパですが、**Web会議のマイク品質は「可もなく不可もなく」**というのが正直なところ。
静かな自宅やオフィスでの1on1ミーティングなら問題なし。しかし騒音が多い環境では相手に「ややこもった声」として届く可能性があります。バッテリーは単体9時間と1日のWeb会議をカバーできますが、マイク品質を重視するなら**+5,000円のLiberty 4 Pro(約17,500円)**が正解です。
2. 【海外テック界隈の視点】ここが議論の的だ
マイク品質の「数字に出ない弱点」
海外のレビューサイトSoundGuysやScarbir.comで指摘されているのが、**「マイクの声の解像度が低い」**という問題です。
具体的には:
- 静かな環境:「intelligible(理解可能)だが、flat(平坦)」な声質
- 騒音環境:キーストロークの音が声を覆い隠す
- 風切り音:検知して除去するまでに数秒のタイムラグ
Always Wanderのレビュアーは実際のホテルロビーでテストし、以下のように述べています:
「ホテルのロビーからの通話は問題なかったが、もっとストレスの多い騒音環境では、高価な製品に切り替える必要がある」
実は、Soundcore Liberty 4には「AI-powered」と謳われているものの、搭載マイクは片側3基で計6基。これに対し、上位のLiberty 4 Proも同じ6基構成ですが、AIアルゴリズムが異なることが判明しています。
マルチポイント接続の「隠れた制約」
Soundcore Liberty 4の目玉機能の一つがマルチポイント接続(2台同時接続)。スマホとPCを同時接続し、Web会議の着信があれば自動で切り替わる便利機能です。
しかし、LDACコーデック使用時はマルチポイントが無効化されるという制約があります。これは技術的な帯域の問題で、Androidユーザーが高音質で音楽を聴きながらマルチポイントを使うことはできません。
実用的な対処法:
- Web会議メインの日はAACモード(iPhoneと同じコーデック)に設定
- 音楽鑑賞メインの日はマルチポイントをオフにしてLDAC
Soundcoreアプリで切り替えは可能ですが、毎回の手動切り替えは面倒です。
バッテリーの「本当の持続時間」
公称値はANCオン時9時間、オフ時10時間。しかし、海外レビューサイトRTINGSの実測ではANCオン+通常音量で約7-8時間という結果でした。
さらに、LDACモード使用時はバッテリー消費が加速し、約6時間まで短縮されます。1日8時間のWeb会議+LDAC音楽鑑賞という使い方だと、夕方にはバッテリー切れのリスクがあります。
3. スペック表に載らない「手触り」と「本音」
メリット:カタログスペック以上の「体験」の良さ
◆ 圧倒的な装着感「CloudComfort」イヤーチップ
Anker独自の2層構造CloudComfortイヤーチップは、外層が柔らかく内層がしっかりしている設計。長時間装着しても耳が痛くなりにくいと複数のレビューで高評価。3-4時間のWeb会議連続でも快適です。
◆ マルチポイントの実用性
スマホ(私用)とPC(仕事)の2台を同時接続しておけば、Teams会議の着信時に自動でPCに切り替わります。会議終了後、スマホで音楽を再生すれば自動で戻る。この「何もしなくていい」感覚が最高です。
◆ ケースのスライド式蓋が地味に便利
充電ケースの蓋がスライド式で、片手で開閉可能。会議の合間にサッと充電できます。15分の充電で3時間使えるクイックチャージ対応も、ランチタイムの充電で午後を乗り切れる安心感があります。
◆ HearID機能の実用性
アプリで周波数ごとの聴覚感度をテストし、自分の耳に最適化したEQを自動生成。音楽だけでなく、Web会議の相手の声も聞き取りやすくなる副次効果があります。
デメリット:「ここが惜しい」という実際に使うと気になる不満点
◆ マイクの「こもり感」
Android Centralのレビューでは「マイクは背景ノイズをまあまあ抑えるが、周りで多くのことが起きていると聞こえにくくなる」と指摘されています。実際、カフェや駅構内からのWeb会議では、相手に「ちょっと聞き取りにくい」と言われることがあるでしょう。
◆ 透明モードの実用性の低さ
外音取り込みモード(透明モード)は搭載されていますが、ホワイトノイズが目立つというレビューが複数。会議中に「ちょっと待って」と言われて外音を取り込むとき、ノイズが気になります。
◆ IPX4防水は「汗対策」止まり
防水規格はIPX4(生活防水レベル)。雨の中の通勤や軽い運動には耐えますが、充電ケースには防水機能なし。ジムで使うなら別の製品を選ぶべきです。
◆ ステムデザインの賛否
AirPods風のステムデザインは好みが分かれます。耳から棒が出ている見た目が気になる人もいるでしょう。ただし、Web会議では「イヤホンしてます」とわかりやすいメリットもあります。
◆ 価格変動が激しい
定価は14,990円ですが、セール時には9,980円まで下がることも。フルプライスで買うと損した気分になります。Amazonのセールを狙うのが賢明です。
4. 【ガチ比較】競合機との「決定的な差」
Soundcore Liberty 4 vs Liberty 4 NC vs Liberty 4 Pro
| 項目 | Liberty 4 | Liberty 4 NC | Liberty 4 Pro |
|---|---|---|---|
| 実売価格 | ¥10,000-15,000 | ¥12,000 | ¥17,500 |
| マイク数 | 6基 | 6基 | 6基 |
| マイク品質 | 標準 | 良好 | 最良 |
| ANC | ウルトラ2.0 | ウルトラ3.0 | ウルトラ3.5 |
| バッテリー | 9時間/28時間 | 10時間/50時間 | 10時間/40時間 |
| ドライバー | デュアル | シングル11mm | デュアル |
| LDAC | ○ | ○ | ○ |
| 特徴 | バランス型 | ノイキャン特化 | 全部入り+ケース画面 |
迷ったらどっち?用途別の明確な回答
Liberty 4を選ぶべき人:
- 静かな自宅・オフィスでのWeb会議がメイン
- 音楽鑑賞もそこそこ重視したい
- 予算は1万円前半に抑えたい
- セール時に買える機会を待てる
Liberty 4 NCを選ぶべき人:
- カフェやコワーキングスペースでの作業が多い
- ノイズキャンセリング性能を最優先
- 音質は「そこそこ」で十分
- バッテリー持ちを重視(単体10時間)
Liberty 4 Proを選ぶべき人:
- Web会議のマイク品質を妥協したくない
- 騒音環境(カフェ・空港・街中)での通話が多い
- 充電ケースの画面でバッテリー残量を常時確認したい
- 風切り音対策が必須(屋外通話が多い)
5. 関連トピック:これを知っているとさらに捗る
Web会議を快適にする隠れ設定
◆ 「Spoken Word」EQプリセット
Soundcoreアプリには22種類のEQプリセットがありますが、実は「Spoken Word」(話し言葉)プリセットが人の声の帯域を強調する設定になっています。音楽用ではないですが、Web会議で相手の声が聞き取りづらいときに試す価値あり。
◆ 装着検出の活用法
イヤホンを外すと自動で音楽が停止し、装着すると再生再開する装着検出機能。Web会議中に「ちょっと待って」と言われてイヤホンを外すと、自動でミュートはされませんが、音楽が止まるので集中できます。
◆ ゲーミングモードの意外な効果
アプリには「ゲーミングモード」があり、レイテンシー(遅延)を約60msまで低減します。Zoomなどのビデオ会議では、口の動きと音声のズレが気になることがありますが、ゲーミングモードをオンにするとこれが改善されます。
相性の良い周辺機器
◆ USB-C充電器の最適化
急速充電対応ですが、ケースの満充電には約2時間かかります。AnkerのPowerPort III Nano 20W(約1,500円)があれば、15分で3時間分の充電が可能です。朝の準備中に充電しておけば、1日持ちます。
◆ ワイヤレス充電パッドの活用
Qi規格のワイヤレス充電に対応しています。デスクにAnker PowerWave 10 Stand(約2,000円)を置いておけば、ランチ休憩中に置くだけで充電完了。ケーブルの抜き差しストレスから解放されます。
◆ Soundcoreアプリのウィジェット
iPhoneユーザーは、Soundcoreアプリのホーム画面ウィジェットを設定すると、アプリを開かずにANCのオン/オフ、外音取り込みモードの切り替えが可能。Web会議前の設定変更が一瞬で完了します。
長期使用での注意点
◆ イヤーチップの劣化
CloudComfortイヤーチップは柔らかい素材のため、1-2年で弾力が失われる可能性があります。Anker公式サイトで交換用イヤーチップ(約800円/4サイズセット)を購入できるので、フィット感が悪くなったら交換を。
◆ ファームウェアアップデートの重要性
Soundcoreアプリ経由で定期的にファームウェアアップデートが配信されます。マイク品質の改善やバグ修正が含まれることが多いので、月1回はアップデートをチェックしましょう。
最終判定:静かな環境でのWeb会議なら十分。ただし、騒音環境での通話品質を重視するなら、+5,000円でLiberty 4 Proを選ぶべき。