コロナウィルスでテレワークの人たちが増えたからなのか、4月あたりから自宅の光回線が激重、激遅になりました。
うちはフレッツ光でMAX100Mbpsなのですが、夜などの混雑時になると1Mbpsをきることもしばしば。
こうなるとまともに動画を観ることもできません。というか、仕事にも支障が出るレベルです。
さすがにどうにかしないといけないので、対策を考えたのですが、一番手っ取り早い方法としてプロバイダの契約を「IPv6 IPoE接続」対応のものに切り替えました。
すると、混雑時でも50Mbps以上は安定して出るようになりました。正直ここまで速くなると思わなかったので驚きです。
あまりお金もかからずにここまでの速度が出たので、もし自宅の光回線が遅くて困っているという方は一度「IPv6 IPoE接続」を試してみてください。劇的に速くなるかもよ??
IPv6 IPoE接続とは?なぜ速くなるのか?
IPv6 IPoE接続とはインターネット接続の新しい規格になります。今まではIPv4という規格が一般的でした。
しかしインターネットの接続者数が増えるにつれてIPv4による通信方法だと渋滞を起こしてしまうようになりました。これにより回線が遅くなることがあります。
IPv6 IPoE接続だとこの渋滞ポイントを通過せずに接続するので、速くなる可能性があるわけです。
ここでIPv6とIPv4について詳しく説明してもしょうがないので、気になる人は下記サイトを参考にしてみてください。
IPv6・IPv4とは? IPoE・PPPoEとは? その違いを解説
なんだかよくわからない場合は、IPv6・IPv4という2つの通信規格があって、IPv6にすると速くなる可能性があるとだけ覚えておけば大丈夫です。大事なのはそんな用語よりも速くなるかどうかだけなので。
自宅の回線がIPv6 IPoE接続か確認する方法
自宅の回線がIPv6 IPoEで接続しているかどうかは、下記サイトから確認することができます。
「あなたはIPv6接続に対応しているため、他のIPv6サイトへの到達性の状況を示すタブを表示します」と表示されたらIPv6で接続されていることになります。
もし「あなたはIPv4インターネットのみを閲覧できるようです。」と表示されていたらIPv4で接続されているということになるので、IPv6 接続に切り替えれば、自宅の光回線が速くなる可能性があります。
*ただし、IPv6に切り替えれば必ず速くなるというわけではありません。
自宅の回線をIPv6にするには?
自宅の回線をIPv4からIPv6接続に切り替えるには、プロバイダーに連絡します。
これは各プロバイダーによって方法や料金が異なりますので、まずは契約しているプロバイダーに確認してみてください。
プロバイダーのサイトで、IPv6 IPoE接続に関する説明があると思いますが、よくわからなければサポートに連絡してみましょう。
IPv6接続に切り替えた際の料金なのですが、無料でやってくれるところもあれば。少し料金が高くなる場合もあります。プロバイダーによってマチマチですが、それほど高額な料金を請求されることはないと思います。
例えばso-net光なら無料でIPv6 IPoE接続を利用できます。
私の場合は自宅の回線がフレッツ光ネクスト・ファミリータイプで、プロバイダーがインターリンクでした。以前はインターリンクの「フレッツ接続ZOOT NEXT」というプランだったのですが、こちらはIPv6 IPoE接続に対応していなかったので「フレッツ接続 ZOOT NATIVE」というIPv6 IPoE接続に対応したプランに変更しました。
月額で100円くらいプラスになりましたが、それで速くなるなら安いものです。もともとインターリンクは月額1,000円くらいと安いですしね。
ちなみに、インターリンクは2ヶ月間無料でお試しすることができます。もし私のように光回線とプロバイダーを別に契約しているのなら、一度試してみても良いと思います。
IPv6接続の申し込みから接続方法まで
IPv6接続の契約に関しては、各プロバイダーごとに違いますので、サポートなどに連絡して確かめてください。
ここではあくまで私がインターリンクでIPv6 IPoE接続した方法をご紹介します。
申し込む前には以下の点を確認しておいて下さい。
1.すでにフレッツ光回線が開通している
2.DS-Lite対応ルーターが必要
インターリンクでIPv6 IPoE接続するには、DS-Lite対応ルーターが必要になります。
対応ルーターはこちらを参照して下さい。
3.フレッツ・V6オプションを契約する
NTTとフレッツ・V6オプションを契約する必要がありますが、これはインターリンクで契約する際に同時に申し込み可能です。別途NTTと契約しないでも大丈夫です。
4.フレッツ光回線の「お客さまID」と「アクセスキー」の確認
フレッツ光開通時に案内された「お客さまID」と「アクセスキー」が必要です。
上記を確認したら、インターリンクの「フレッツ接続 ZOOT NATIVE」プランを契約します。
契約自体は難しいことはありません。
フレッツ光の「お客さまID」と「アクセスキー」さえわかれば、あとは個人情報を入力して完了です。
契約して2時間後くらいに開通の連絡がきます。それまでは接続できないので、必ず開通の連絡を待ってから設定しましょう。
開通の連絡が来たら、あとはDS-Lite対応ルーターとパソコンを接続して、ルーターの設定をします。
対応しているルーターはたくさんありますが、私はあまりお金をかけたくなかったので、BuffaloのWSR-1166DHPLをラクマで購入しました。新品で4500円くらいですが、ラクマで新品未使用品が2900円でした。
メルカリやヤフオクでもだいたい3000円~3500円くらいですが、WSR-1166DHPLは安くて出品されてもすぐ落札されますので、ウォッチリストなどに入れておくと良いかもしれません。
さて、開通したらルーターを接続してインターリンクの開通メールにかかれている内容でルーターの設定をすれば完了です。
IPv6 IPoE接続はIPv4みたいにIDやパスワードを設定しなくてもよいので、特に難しい設定はありません。
接続したらあとは下記サイトからIPv6 IPoE接続されているか確認してみましょう。
今回はあくまでインターリンクの設定方法をご紹介しましたが、契約しているプロバイダーによってはIPv6 IPoE接続オプションを申し込むだけでルーターの設定も自動でおこなってくれるところもあるようです。なので、まずはプロバイダーに確認してみてください。
IPv6接続で爆速に
夜の混雑時は本当に遅くてどうしようもなかったのですが、今のところ50Mbpsを下回ることはありません。
1日中平均して70Mbps以上は出ています。
▼平日19時の速度です。
今までbilibiliとかの海外動画サイトを観ると止まってしまって観れなかったりしたのですが、今ではそういうこともありません。
すっげー快適!!
もしIPv4接続で速度が遅い人はぜひ試してみてください。
こんなことならもっと早くしておけばよかった...
まとめ
今回は「自宅の光回線が遅い時はIPv6接続を試してみると速くなるかも?爆速経験談」をご紹介しました。
おそらくどのプロバイダーもたいしてお金はかからないので、まだIPv4接続だよという場合は、IPv6 IPoE接続を強くオススメします。
ただし、絶対に速くなるというわけではありませ。IPv6 IPoE接続でも速くならない場合は別の原因が考えられます。色々と対策しても遅い場合はNTTに直接連絡してみてください。
今回は私の環境下でご説明してきましたが、なんだかよくわからないという人はお気軽にお問合せフォームよりご相談ください。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。