マイクロソフトのErgonomic Keyboardシリーズと言えば、その独特な形状で有名ですが、なかでも『Natural Ergonomic Keyboard 4000』はその近未来的な形状で、男心をくすぐられます。
そんなNatural Ergonomic Keyboard 4000ですが、先日ハードオフに行ったところ、ジャンクコーナーでなんと500円で売られていました。
状態も良さそうだったので、速攻で購入。
今回はNatural Ergonomic Keyboard 4000の使用感などをレビューしたいと思います。
Natural Ergonomic Keyboard 4000について
Natural Ergonomic Keyboard 4000は人間工学に基づいたデザインにより、とても快適にキー入力ができるように作られています。
疲労も軽減されるので、特に腱鞘炎などでお悩みの方には特におすすめのモデルです。
Natural Ergonomic Keyboard 4000のデザイン
キーの真ん中が分かれていて、中央部が盛り上がっている。手前には合皮の大きなパームレストがあります。
実際にこのキーボードに手を乗せると、驚くほど手にフィットします。キーボードの盛り上がりとパームレストの存在により、通常のキーボードでは得られないような心地良さがあります。
更に面白いのが、手前に大きな台座があり、奥に向かって下に傾斜しています。通常のキーボードとは反対ですね。
もし抵抗あるようでしたら、この台座は外すこともできますし、奥には普通のキーボードのように高さ調節できるハネがあります。
私は奥に下がる傾斜が苦手だったので、台座は外しました。
そしてこのキーボード、めっちゃデカイです。ロジクールのキーボードと比べてみました。
1.5倍はデカイです。机を占領されます。
こんだけデカイので、手の小さい女性とかは少し扱いづらいかもしれません。
機能
このキーボードの優れている点として、キーへのプログラムの割当があります。
まあ、それは他のキーボードでもあるにはありますが、このキーボードにはズームボタンや「戻る・進む」ボタンがあり、これが地味に使えます。
ズームは写真の編集の時などに、戻るボタンなどはWEB閲覧時などに活躍します。
ファンクションキーにも色々と割り当てられています。
任意のプログラムも設定できます。
キーの割当はドライバソフトからおこなえます。
Natural Ergonomic Keyboard 4000 ドライバ
うまく使いこなせば、あまりマウスを使わなくても良くなるので、作業効率はかなり上がりますよ。
Natural Ergonomic Keyboard 4000の使用感
さすがにここまで独特なフォルムなので、はじめは少し戸惑います。
キーの大きさもそれぞれ微妙に違ったりするので、違和感を感じるでしょう。
また、このキーボードは自分のオリジナルの打ち方では操作しづらいので、ある程度ブラインドタッチができないとキツイです。
ですが逆に、強制的にブラインドタッチを覚えるようになるので、まだブラインドタッチをマスターしていない方には「矯正」するいい機会になるでしょう。
私も少し変則的な打ち方をしていましたが、このキーボードを使ってうまく矯正されています。
なんにしても、慣れるのに少し時間がかかりますが、逆にこれに慣れてしまうと、他のキーボードに戻れません。だって、心地良いんだもの。。。
飽きたし他のにしたいな~と思っても、またこれを買ってしまうという恐ろしい罠にハマるので、そこは注意が必要です。
腱鞘炎の人におすすめと言いましたが、大きなパームレストと余計な力が加わらない設計なので、本当に腕がラクです。
腱鞘炎だけどデータ入力作業をおこなっている方にはぜひ試してほしいです。
なにかメリットばかり述べている気がしますが、悪いとこもあります。
それは、打鍵感がクソ過ぎるとこです。もともと高いキーボードじゃないので仕方ないのかもしれませんが、安いキーボードと同程度の打鍵感です。
特にスペースキーはひどく、なんとも言えない情けない音がします。
これ、もう少しなんとかならなかったのかな~。。。
本当に残念。
それと、デカイのでキーボードからマウスへと手を移動するのに、少し違和感を感じます。特に手前の台座を付けている時はマウスへの移動がスムーズじゃなくなります。
まあ入力に特化しているので、この辺は仕方ないのでしょうか。
総評
はじめはその近未来的なフォルムにただ惹かれていただけですが、いざ使ってみると本当に入力作業が楽になります。
合皮の大きなパームレストが腕の疲れをだいぶ軽減してくれますし、この独特のキー配列で正しいブラインドタッチをマスターできるので、効率も上がりました。
ショートカットを色々と割り当てられるのも良いです。
残念なところは打鍵感と、ちょっとデカイところ。まあ慣れてしまえばそれほど気にならないかもしれませんが。
それと最後に、この独特のフォルムから、ダラダラとネットサーフィンをする目的の場合は止めたほうが良いです。
やはり入力に特化しているので、あまり入力作業をしない場合は、とても使いづらいです。
このキーボードを使うと、自然と姿勢も正しくなるので、ダラダラした使い方には向いていないんですね。
なので、私も動画を観ている時とかは他のキーボードが良いかもってなります。
逆に仕事で使うなら本当にオススメです。腕の疲労や腱鞘炎に悩んでいる方は一度使ってみて下さい。
まとめ
今回は『Natural Ergonomic Keyboard 4000』のレビューをお届けしました。
前から欲しかったので、500円で買えて本当にラッキーでした。
今はヤフオクやメルカリでも安くなっているので、もし興味があれば一度使ってみて下さい。結構テンション上がりますよ。
今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。