いっけんすると普通のLightningケーブルなんだけど、実はハッキング可能なLightningケーブルがあるとしたらどうする?
そんな恐ろしいケーブルがサイバーセキュリティベンダーのHak5から「OMGケーブル」という名で販売されいてる。
見た目はそのまんまAppleのLightningケーブルなんだけど、ケーブルにチップが内蔵されていて、接続したデバイスのデータを盗んだり、マルウェアに感染させたりすることができる。
▼純正ケーブルとソックリ。
画像:Hak5
このOMGケーブルを接続すると、Wi-Fiスポットが設定されて、ハッカーが接続可能になるって寸法。
接続距離はおよそ1マイル(約1.6キロ)とのこと。まあ地理的な問題はあるだろうけど、そんだけはなれた距離からデータを盗み取ることが出来る。
販売価格は139ドル、日本円で約15,400円ほど。Hak5のサイトからかんたんに購入できてしまう。
Appleはもちろん把握しているだろうけど、堂々と販売されているのもなんだかすごいね。
ちなみに、ハッキングなんて一部の能力のある人(ハッカー)だけのものと思っている人も多いけど、このようなツールなどあれば比較的簡単に誰でもできる。
昔ITベンチャーに勤めていた頃にハッキングツールを調べていた時があって、あまりの簡単さにちょっと驚いた。
なので、自分は被害になんて合わないと思っていると痛い目にあう。
最近は無料のWi-Fiスポットが増えてきて利用している人も多いと思うけど、あれもセキュリティ対策をしていないと、やろうと思えば結構簡単に乗っ取られる。
このケーブルだって、どこかの宿とかに仕込まれていたら疑いもなく使ってしまう可能性もあるしね。
被害にあってからでは遅いので、十分注意しよう。
当たり前だけど、ハッキングなんて絶対にやっちゃダメよ。
参考:VICE
https://www.vice.com/en/article/k789me/omg-cables-keylogger-usbc-lightning