mineoが月額660円でデータ使い放題の「マイそくライト」コースを発表した。
この時期に発表したということは、完全に楽天モバイルユーザーを狙ってのことだろうが、果たしてこの新プランは楽天モバイルの代わりになるのだろうか?
今回は楽天モバイルとの比較も含めて、この「マイそくライト」コースを紹介していこう。
「マイそくライト」コースの内容
mineoは以前から平日昼間の時間帯の通信を控える代わりに、データが使い放題になる「マイそくスタンダード」と「マイそくプレミアム」というコースを展開していて、すでに2万件を超える契約あるほどの人気だ。
その2つのコースに加え、今回新たに「マイそくライト」コースが追加されることになった。提供時期は8月下旬とのこと。
「マイそくライト」は月額660円で最大300kbpsのデータ通信が使い放題になるが、月曜から金曜の12時~13時、または直近3日間で10GB以上利用したときは、通信速度が最大32kbpsとなる。
なお、通話はいつでも使用可能で、キャンペーン中に申し込めば10分かけ放題の月額550円が6ヶ月間無料になる。もう完全に楽天モバイルユーザー狙いだ。
正直、最大300kbpsのデータ通信というとめちゃくちゃ遅い。動画の再生はかなり困難だし、SNSとかも画像の読み込みは時間がかかると思う。
使い方としてはテキストベースのやり取りやLINE、あまり通信量のかからないスマホゲームなどになるだろう。
当然、これをメイン端末で使うのは無理があるので、サブ機で使うことになると思うのだが、何かあったときのサブ端末用海鮮として割り切るならアリだろう。
楽天モバイルは0円で維持ができていたので、多くの人がサブとして使っていたと思われ、その人達の受け皿としてこの「マイそくライト」を急遽用意したと思われる。
では、果たして楽天モバイルから乗り換える旨味はあるのだろうか?
「マイそくライト」は楽天モバイルの代わりになるのか?
楽天モバイルは0円がなくなり、3GBまでは月額1,078円となってしまったので、それを考えれば月額660円で運用できるのはお得だ。
ただし、最大300kbpsのデータ通信というのは、やはり致命的に遅い。
しかもお昼時は最大32kbpsに制限されるので、この時間帯はもう通信できないと考えたほうがいいだろう。
完全に緊急時のサブ用、もしくは通話専用で構わないというならアリだけど、少しは使いたいというのであれば、正直あまりオススメはしない。
楽天モバイルは3GBで月額1,078円だけど、引き続き通話は無料でできるので、通話も使うなら圧倒的に楽天モバイルのほうがいい。
3GBあればそこそこ使えるし。
月額で400円くらいの差なので、それならわざわざ乗り換えなくてもいいと思う。
もしmineoに乗り換えたいなら、「マイそくライト」よりも「マイそくスタンダート」をオススメする。こちらは最大1.5Mbps使えるので、なんとか動画を見ることも可能だし、SNSやネットも問題ないだろう。これでデータ使い放題はかなりお得だと思う。
本当に緊急時用のサブ回線で、普段はWi-Fiでしか使わないというのであれば、povo2.0でいいと思う。
まとめると、サブ回線でもデータをそこそこ使うならmineoの「マイそくスタンダート」、通話をよくするなら楽天モバイル、とりあえず回線維持さえできればいいと言うならpovo2.0ということになる。
最近はなにもかも値上がりしているので、賢く運用していきましょう!
なにかわからないことがあれば、何でも聞いてください。