コロナの影響でテレワーク（リモートワーク）になった人も多いと思うけど、家で仕事するのって集中力を保つのが大変なんだよね。
私はもう在宅ワーク歴が10年以上なので慣れてはいるけど、それでも集中力が続かないことは多々ある。いきなり会社から自宅での仕事に切り替わった人ならなおさらだろう。
家ではなかなか集中できないというあなたのために、今回はネットカフェとしておなじみの「快活クラブ」に潜入して、テレワーク（リモートワーク）に向いているのかを調査してきた。
結論から言えば、仕事をする環境としては正直オススメできない。その理由を紹介していこう。
また、これから快活クラブを利用してみようという人にも参考になることがたくさん書いてあるので、ぜひ最後まで読んでくれると嬉しい。
快活クラブの料金体系
快活クラブの料金だが、これは各店舗によって若干違うようなので、事前にアプリやサイトから確認しておいたほうがいい。
また、事前にアプリから仮登録をしておくと店舗での会員登録作業もすぐ終わるし、アプリから割引クーポンも発行できるので、利用する前にアプリをインストールしておくことをオススメする。
私が訪れた店舗の料金は以下のようなものだった。
事前に「3時間パックでお願いします」みたいな感じで店員さんに言うんだろうなと思っていたんだけど、快活クラブの場合は利用時間に応じて自動的に一番オトクな料金に切り替えてくれる。
なので、事前に時間を指定しなくても良い。これはすごく良心的というか、便利。
ただし、24時間を超える場合は一旦精算が必要だ。まあ24時間使う人は限られていると思うが。
そうはいっても、利用していると「今いくらくらいなんだろう？」と不安になるかもしれないが、PCのデスクトップ画面から現在の料金を確認できるようになっている。
なにこれ、超便利。
事前に時間を決めておく必要もないし、現在の利用時間や料金もすぐに確認できるってのはよくお客さんの立場を考えているなと好感をもった。
ちなみに、快活クラブはシャワー付きの店舗や鍵の付いた個室がある店舗もあるが、それぞれ店舗によって金額が変わってくるので、確認しておこう。
快活クラブの特徴
持ち込みOK
以前は駄目だったみたいだが、最近は飲食物の店内持ち込みがOKになっている。
快活クラブにももちろん食事メニューはあるけど、正直ジャンク的なメニューばかりなので、オッサンの私にはヘビーだ。価格的にはそれほど高くないんだけどね。
もっと好きなものを食べたい場合は、コンビニとかで事前に購入して持ち込んでおこう。
店内には持ち込んだ商品を捨てるところも設置されていた。このへんもとても好感が持てた。
途中外出OK
途中外出がOKなので、好きな時にコンビニに出かけて食べ物を買ってきたりもできる。
ちょっと座りっぱなしでキツイなんてときは軽く散歩してきてもOKだ。
ただし、金庫などが設置されていない店舗もあるので、貴重品は必ず持って出よう。別に快活クラブでというわけではないが、ネカフェでの盗難というのは意外と多いみたいだから注意が必要だ。
モーニング無料＆ソフトクリーム食べ放題
朝の6時～10時30分まで、パンやポテトなどは無料で食べられる。
そんなに食えるものでもないと思うが、4時間30分も食べ放題になるのは結構太っ腹だよね。
思い切り糖質だらけなので、できればもっと軽いものがあると更に嬉しいのだが。。。
このモーニング無料サービスだが、実施していない店舗もあるので、事前に確認しておこう。
鍵付完全個室がある
最近になって鍵付完全個室が登場してきた。
こうなるともはや完全にホテルじゃねーかといった感じだね。
ネカフェで寝るときの一番の障害って騒音だと思うので、そういうのを気にしないでいいのはすごく良いと思う。
また、仕事なんかに集中したいときもいいかもしれない。
ただ、思ったのは、なんとなくいかがわしい行為をする人が多そうでちょっと不潔な感じもする。特にカップルで利用する場合は...
まあこれ以上は言うまい。
快活クラブのブース席
今回はリクライニングシートの一人席を利用した。
これも店舗によって作りが違うと思うんだけど、広くはなかった。
横幅はリクライニングシートの幅よりも少し広いくらい。
壁の高さは約165センチ位かな。私は身長が180なんだけど、立つと頭は出る感じだった。
扉は透明のアクリル板にタオルで目隠ししている状態。
板かと持っていたので、なんだか落ち着かない...
ひざ掛けやスリッパなどは無料で貸し出ししてくれる。
料理の注文とかはPCからできるようになっている。
映画や大人の動画、電子書籍の雑誌などもPC上からすぐにアクセスできる。
映画は最新のもそこそこあった。
資格系の学びコンテンツもあるんだけど、それらは情報があまりに古いので、正直あまり期待しないほうがいい。役立ちそうなのは英会話くらいだったかな。
快活クラブのWi-Fiの速度
快活クラブで仕事をする場合はノートPCを持参する人も多いと思うんだけど、そこで気になるのがWi-Fiの速度だよね。
測定してみたら下り19.1Mbps、上り43.8Mbpsだった。正直あまり速くない。
普通に仕事するくらいなら十分だけど、もう少し速いと思っていただけに残念。
ちなみに、備え付けのPCの速度は流石に高速だったよ。
快活クラブの個室の音
鍵室完全個室を利用したことがないので、そちらの音に関してはよくわからないが、ブース席の場合は隣と板で仕切られているだけなので、音は丸聞こえだ。当たり前だけど。
それと、扉なのだが、私の訪れた店舗では透明のアクリル板だった。そこにタオルケットみたいなので目隠ししている感じ。
これってネカフェによって普通の板の扉もあると思うんだけど、まさか透明とは思わなかった。一応目隠しできるけど、通ったときに覗かれてしまう感覚があるのでなんとなく落ち着かない。
それと、これを言っていいのかわからないけど、ネカフェは大人の動画が見放題なので、そういう行為をしようとする人も多いと思うが、ちょっとこれだと勇気いるね（笑）
快活クラブに監視カメラはあるの？
快活クラブで検索をかけると複合ワードで「監視カメラ」と出てくるのだが、おそらくそういういかがわしい行為を見られないか心配してのことかと思う。
確認したところ、ブース内を監視しているカメラは見当たらなかった。受付や漫画コーナーには設置されているのかもしれないけど、ブース内は流石にプライバシーの問題があるのだろう。
ただし、さきほども言ったように、壁は薄いし、扉も心もとない設計なので、カップルがブース内でそういうことをやると、おそらく周りにはダダ漏れだ（笑）
なので、おとなしくホテルでやってください。
快活クラブはテレワーク（リモートワーク）には向いている？
今回私はテレワーク（リモートワーク）として快活クラブで快適に仕事ができるのかということを検証しにきたわけだが、結論から言うと、あまり向いていないように思えた。
向いていない理由
誘惑が多い
周りの音が気になる
椅子が低い
PCのスペックが貧弱
誘惑が多い
仕事をしようと思っても、なにかと誘惑が多いので、どうしても集中できない。
映画や大人の動画、漫画や雑誌など、ついつい見てしまうものがたくさんある。
在宅ワーク歴10年以上になるが、誘惑されそうなものは極力仕事部屋に置いてはいけないという鉄則がある。漫画や雑誌、テレビなんかがそう。
そういうのを仕事部屋に置いておくと、どうしてもサボりぐせが付いてしまう。
そんなの承知だったくせに、店に入れば集中できるだろうと甘く考えていた。そんなわけないのに（笑）
結局動画とかをダラダラ観てしまって、仕事どころではなかった。
周りの音が気になる
なんでだろう、カフェで仕事しているときとかはそれほど周りの音も気にならないんだけど、ネカフェのブースにいると、周りの音がすごい気になる。
視界に誰かがいるかいないかの問題なんだと思うけど。
別に喋り声が聞こえてきたとかではないんだけど、足音や咳払いなどが妙に気になって仕方がなかった。特に今はコロナ禍なので、でかい咳をしている人がいて正直不快だった。
今回訪れたのは昼間だったので、それでもかなり静かな時間帯だったと思うのだが、これが夜とかになるといびきとか凄そうで、そしたらもう仕事どころではない気がする。
もし音が気になりそうなら、耳栓もしくはイヤホンなどを持って行くことをオススメする。
椅子が低い
これは完全に個人差あるんだろうけど、リクライニングチェアの椅子が低くてスッゲー疲れた。
背が高いので、椅子が低いと足が窮屈だし、猫背にもなる。
漫画読んだり、映画観たりするにはリクライニングを倒してリラックス出来ると思うんだけど、仕事をするとなると前のめりになるので、ほんと疲れる。帰りはもう体がバッキバキだった。
フラットシートもあるが、なおさら腰とかが痛くなりそうで怖い。
この辺はもう少しなんとかして欲しいかな。
PCのスペックが貧弱
今回はマイクロソフトのOfficeが付いたPCを選択したからなのかわからないけど、使用したPCのスペックが少し貧弱だった。
メモリが8GBで、CPUがCeleron G3900というのはかなりショボい。ディスクは一応SSD。
まあ、Officeを使ったりするには問題ないけど、家で使っているPCが高スペックなので、少しモッサリとした動きに感じてしまった。
ゲーム専用のブースもあるみたいなので、そっちを選べばもっと高スペックなのかもしれないが、通常のブースでももう少し高いスペックは欲しいかな。コストがかかって大変だろうけど。
ただ、外で仕事するときは自分のノートPCを使う人が多いと思うので、べつに備え付けのPCを使う必要もないんだけどね。
ちなみに、マウスとキーボードはエレコム、モニターはIO-DATAの27インチモニターでした。
ヘッドフォンもショボいというか、くたびれた感じなので、映画とか観る人は自分のを持っていったほうが良いと思うよ。
以上の理由から、私にはあまり仕事をする上での快適な環境とは言えなかった。
やっぱりのんびりと漫画や映画を観たりしてくつろぐとこだよね、そりゃそうだろうけど。
個人的には以前の記事でも書いたけど、ガストなどで仕事をするほうが何倍も仕事に集中できる。
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やっぱ他人の目があると集中できるよね人間。逆にネカフェは他人の目を遮ることができるので、集中力がイマイチ続かなかった。
もし仕事だけに集中したいのであれば、快活クラブにはオープンシートという壁で仕切られていない席があるので、そちらを利用したほうがいいかもしれない。PCは持ち込まないと駄目だけど、その代わり料金は安くなっている。
なんにせよ、仕事スペースとしてはもう使わないかな。リラックスタイムで行くことはあるかもだけど。
１日ガッツリ仕事したいときはビジネスホテルがオススメよ。気分転換にもなるし。
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まとめ
今回は快活クラブがテレワークに向いているのかを紹介してきた。
結果的には仕事には向かないという結論だったが、ネットカフェとしてはとても利用しやすいと思った。
店内はキレイだし、店員さんの接客も落ち着いていて良かった。
今度は仕事ではなくて単純に遊びに来たいなと思わせる、快適な空間だった。気になる人はぜひ一度訪れてみて欲しい。
なにか質問などあれば何でも答えるので、お気軽に問い合わせフォームからどうぞ。
それではまた！
