1. 結論:価格差を考えると、実はLiberty 4 NCが最強説
両方買って2ヶ月使い倒した結論を先に言います。
Liberty 5(14,990円)とLiberty 4シリーズ、正直どっちを買うべきか。答えは「あなたの予算と用途次第」です。でも、多くの人には「Liberty 4 NC(9,990円前後)」が一番幸せになれる選択だと思います。
僕はAmazonでLiberty 5を14,990円、Liberty 4 NCを9,990円で購入しました。価格差は5,000円。この5,000円の差が、体験の差に見合っているか? それが今回の最大のテーマです。
先に言うと、Liberty 5の方が確実に優れています。ANC性能、バッテリー、防塵防水、すべてが上位。でも、「5,000円分の差があるか?」と聞かれると、正直微妙です。
SoundGuysというレビューサイトが「If you already have the Liberty 4 NC or Liberty 4 Pro, it's not worth upgrading to the Liberty 5(すでにLiberty 4 NCや4 Proを持っているなら、Liberty 5へのアップグレードは価値がない)」と断言していましたが、2ヶ月使ってみて、本当にその通りだと感じました。
2. 地下鉄で聴き比べてみた。ANC性能の差は「言われないと分からない」
初めて両方を地下鉄で聴き比べたとき、正直驚きました。
Liberty 5はAnker公式が「ウルトラノイズキャンセリング 3.5」と謳っていて、Liberty 4 NCの「3.0」より明らかに上位です。「Liberty 4 NCの2倍の効果」とも宣伝されています。
でも、実際に地下鉄で聴き比べると、差は「注意深く聴き比べないと分からない程度」でした。
東京メトロ日比谷線、朝8時の混雑時。まずLiberty 5を装着してANCをオンにすると、電車の低音がグッと後退します。周囲の話し声も遠くなる。「お、これはいいな」と思いました。
次にLiberty 4 NCに切り替えてみました。
「あれ、ほとんど変わらないぞ?」
もちろん、注意深く聴くと、Liberty 5の方がノイズの消え方が自然で、圧迫感も少ない。でも、「どちらも十分に効いている」というレベルでは同じ。日常使いで「Liberty 5じゃないとダメ」とは全く思いませんでした。
Loud and Wirelessのレビュアーが「Liberty 4 NCは2年経った今でも性能面で非常に競争力がある。Liberty 5よりわずかに良いノイズキャンセリングを持っている」と評価していましたが、本当にその通り。価格差5,000円を考えると、Liberty 4 NCで十分だと感じました。
3. 音質の差。これは「好み」の問題だった
次に、音質を比較してみました。
Liberty 5は9.2mmシングルドライバー、Liberty 4はデュアルドライバー(9.2mm + 6mm)という違いがあります。スペック上は、Liberty 4の方が上位に見えます。
実際に聴き比べてみると、確かに違いはあります。
Liberty 5:低音が強調されているが、中音域がフラット。ボーカルが聴きやすい。 Liberty 4 NC:低音の「質」が良い。音の振動や細かいニュアンスが感じられる。
Loud and Wirelessのレビュアーが「Liberty 4 NCは低音の細部や、ボーカル、楽器、サウンドステージのより多くの活気を生み出す。Liberty 5よりも内臓的(visceral)に聞こえる」と評価していましたが、これは本当にその通り。
ただし、これは「好み」の問題です。
僕は最初、Liberty 4 NCの音質の方が好きでした。低音が生々しくて、ロックやEDMを聴くと本当に気持ちいい。でも、妻はLiberty 5の方が好きだと言いました。「ボーカルが聴きやすい」というのが理由です。
SoundGuysの音質スコアでは、Liberty 5が4.7点、Liberty 4 Proが4.8点(Liberty 4 NCのスコアは未測定)。ほとんど差がありません。
結論:音質の差は確実にあるが、「5,000円の価値があるか」は人によります。
4. バッテリー48時間 vs 28時間。これは確実にLiberty 5の勝ち
ここは、Liberty 5の明確な勝利ポイントです。
Liberty 5:イヤホン単体12時間、ケース込み48時間(ANC OFF時) Liberty 4:イヤホン単体9時間、ケース込み28時間(ANC OFF時)
実測でも、Liberty 5の方が明らかに長持ちします。
僕は週1回の充電で済むようになりました。月曜日の朝に満充電にして、毎日往復2時間の通勤で使っても、金曜日の夜まで持ちます。Liberty 4 NCは、水曜日か木曜日には充電が必要でした。
この差は大きいです。
特に、「充電を忘れがちな人」「出張や旅行が多い人」には、Liberty 5の48時間バッテリーは本当に助かります。充電ケースを持ち歩かなくても、数日は余裕で持つ安心感。
ただし、「毎日充電する習慣がある人」には、この差はあまり意味がありません。僕は結局、毎日充電するようになってしまったので、48時間バッテリーの恩恵を最大限受けているとは言えません。
5. Liberty 4 Proという「もう一つの選択肢」
ここまでLiberty 5 vs Liberty 4 NCを比較してきましたが、実は「Liberty 4 Pro」という選択肢もあります。
価格は12,990〜14,990円で、Liberty 5とほぼ同じ。でも、スペックはかなり異なります。
Liberty 4 Proの特徴:
- ケースにディスプレイ搭載(ANCレベルを直接調整可能)
- デュアルドライバー(9.2mm + 6mm)
- 真のモノラルモード対応(片耳だけで左右チャンネルをミックス)
- ANC性能はLiberty 5よりやや劣る(SoundGuysのテストで約30dB vs 25dB)
実は、僕の友人がLiberty 4 Proを持っていて、1週間貸してもらいました。
結論:Liberty 4 Proは「ガジェット好き」には最高。でも、一般ユーザーにはオーバースペック。
ケースのディスプレイは確かに便利です。アプリを開かずにANCレベルを調整できる。でも、「そこまで頻繁に調整するか?」と聞かれると、正直しません。僕は最初の1週間しか触りませんでした。
SoundGuysが「Liberty 4 Proの方が優れたノイズキャンセリング、大多数が好む音質、ケースのタッチスクリーンという独自機能を持っている」と評価していましたが、これは「ガジェット好き向けの評価」だと思います。
一般ユーザーには、Liberty 4 NCで十分です。
6. 防塵防水IP55 vs IPX4。これは意外と重要
Liberty 5の隠れた強化ポイントが、防塵防水規格です。
Liberty 5:IP55(防塵・防水) Liberty 4:IPX4(防水のみ)
「IP55」は、粉塵から保護され、あらゆる方向からの水しぶきにも耐えられます。「IPX4」は、水しぶきには耐えられるが、粉塵保護はありません。
僕は自転車通勤しているので、この差は意外と大きかった。
ある日、突然の雨に遭遇したとき、Liberty 5なら安心して使い続けられました。でも、Liberty 4 NCは「大丈夫かな?」と不安になって、結局ケースに戻しました。
さらに、Liberty 5は砂埃にも強い。ビーチや公園で使っても、安心感があります。Liberty 4 NCは、砂埃が入り込まないか心配でした。
この差に5,000円の価値があるか? 人によります。でも、アウトドア派の人には、確実にLiberty 5をお勧めします。
7. 操作性の問題。Liberty 5の「つまむ操作」が遅い
ここは、Liberty 5の唯一の弱点です。
Liberty 5は、イヤホンの側面を「つまんで」操作します。Liberty 4 NCは、イヤホンをタップして操作します。
Scarbir.comのレビュアーが「Liberty 5の操作は sluggish(遅い、緩慢)」と指摘していましたが、本当にその通り。つまんでから反応するまで、約0.5秒のラグがあります。
例えば、曲をスキップしたいとき:
- Liberty 4 NC:タップ→即座にスキップ
- Liberty 5:つまむ→0.5秒待つ→スキップ
この0.5秒が、思った以上にストレスです。
最初の1ヶ月は「慣れるだろう」と思っていましたが、2ヶ月経っても慣れませんでした。結局、スマホから操作することが増えました。
Earbuds Arenaのレビューでも「Liberty 4 Proの方が操作の反応性で優れている」と指摘されていましたが、これはLiberty 4シリーズ全体に言えることです。
タップ操作の方が、圧倒的に快適です。
8. Dolby Audioの「正体」。実は大した差じゃない
Liberty 5の目玉機能の1つが「Dolby Audio対応」です。Anker公式は「Soundcore初」と大々的に宣伝しています。
でも、実際に使ってみると、「そんなに変わらない」というのが正直な感想です。
Loud and Wirelessのレビュアーが「Dolbyブランドの空間オーディオを持っていないLiberty 4 Proも、Liberty 5とほぼ同じに聞こえる」と指摘していましたが、本当にその通り。
僕はLiberty 5のDolby AudioとLiberty 4 NCの基本的な空間オーディオを聴き比べましたが、差はほとんど分かりませんでした。「少し音が広がるかな?」という程度。
Dolby Audioは、確かに良い機能です。でも、「これが5,000円の価値を生むか?」と聞かれると、全くそんなことはありません。
9. 14,990円 vs 9,990円。この5,000円は何を買っているのか?
2ヶ月使って、Liberty 5とLiberty 4 NCの5,000円の価格差が何を買っているのか、明確に理解できました。
5,000円で買っているもの:
- バッテリー48時間(vs 28時間):+20時間
- ANC性能の微妙な向上(体感では分かりにくい)
- IP55防塵防水(vs IPX4)
- Dolby Audio(体感では大差なし)
- Bluetooth 5.4(vs 5.3、実用上の差はほぼゼロ)
5,000円で失っているもの:
- 操作の快適さ(タップ操作の方が快適)
- 音質の「生々しさ」(Liberty 4 NCの方が低音が良い、という人もいる)
この計算で、あなたは「買い」だと思いますか?
僕は、正直「微妙」だと思います。
10. 最終結論:予算別のお勧めはこれ
2ヶ月使い倒した結論として、予算別のお勧めは以下の通りです。
予算10,000円以下:Liberty 4 NC一択 価格.comで9,990円前後。セールなら7,000〜8,000円まで下がることも。ANC性能、音質、バッテリー、すべてがこの価格帯では最強クラス。99%の人はこれで十分に幸せになれます。
予算15,000円:Liberty 5 vs Liberty 4 Proで悩む バッテリー重視ならLiberty 5(48時間)。音質・ANC重視ならLiberty 4 Pro(デュアルドライバー、30dBのANC)。ガジェット好きならLiberty 4 Pro(ケースにディスプレイ)。
予算関係なく最高を求める:Liberty 4 Pro SoundGuysが「Liberty 4 Proの方が優れたノイズキャンセリング、大多数が好む音質を持っている」と評価している通り、総合力ではLiberty 4 Proが最強。ただし、バッテリーはLiberty 5に劣る(40時間 vs 48時間)。
こんな人にはLiberty 5をお勧めします:
- バッテリー持ちを最優先する(48時間)
- アウトドアでの使用が多い(IP55)
- 充電を忘れがち
- Dolby Audioを試したい
こんな人にはLiberty 4 NCをお勧めします:
- コスパ最優先(9,990円)
- タップ操作が好き
- 毎日充電する習慣がある
- 音質の「生々しさ」を求める
こんな人にはLiberty 4 Proをお勧めします:
- 最高のANC性能が欲しい(30dB)
- デュアルドライバーの音質が好き
- ケースのディスプレイを使いたい
- ガジェット好き
僕自身、どちらを使い続けているか? 実は、Liberty 4 NCです。
理由は、操作の快適さ。タップ操作の快適さは、思った以上に重要でした。バッテリーは毎日充電すれば問題ないし、ANC性能も十分。5,000円の差を考えると、Liberty 4 NCで十分だと感じています。
でも、妻はLiberty 5を使い続けています。理由は、「充電を忘れても大丈夫だから」。2人で1週間旅行に行ったとき、妻は充電ケーブルを持っていきませんでした。それでも、Liberty 5は余裕で持ちました。
あなたの優先順位は、バッテリーですか? 操作の快適さですか? それとも、コスパですか?
その答えが、あなたが買うべきイヤホンを決めます。